映画の登場人物     

スモーキーマウンテンの人々

クリスティーナ(16才)
援助団体の奨学金を受け、スモーキーマウンテンからハイ・スクールに通う。学校が昼までのときは、夕方からゴミ拾いに出かける。夢はスモーキーマウンテンから出て行くこと。しかし、ゴミ捨て場で知り合ったJRと結婚する。学校を退学し、夫とともにスモーキーマウンテンで生きていくと心に決める。

JR(ジェイアール、18才)
彼の日常を通して、映画が展開される。ゴミの奪い合いを目の当たりにすることも多い中、猛烈なゴミの悪臭をまぎらすために、シンナーを吸う。そんな生活の中で少女クリスティーナ(16才)と恋に落ちる。
スモーキーマウンテンの中の教会で結婚式を挙げる。結婚式の前夜10年以上離れ離れになっていた母と再開。

左・クリスティーナ 右・ジェイアール
左・クリスティーナ 右・ジェイアール
エモン(13才)
父が死んだ小学校3年生のとき学校を退学。そして、一家の担い手として働き始める。エモンは、スカベンジャーの生活から抜け出そうと試みて、仕事を転々とする。母親のイルミナダは「もうこんな生活は嫌だ」と貧しさに涙を流す。スモーキーマウンテンを出て母や、兄弟を楽にしてあげるのが夢。

イルミナダ(43才)
エモンの母。ミンダナオ島出身。貧しい生活から逃れようとマニラにやってきた。様々な苦労を重ね、スモーキーマウンテンにたどり着き20年住む。3年前に夫が病死してからは、エモンたち3人の子供たちと一緒にゴミ拾いをする。

エモンエモン
ミンショ(7才)
エモンの弟。撮影中に一度行方不明になり、無事に戻ってきたが、撮影終了後再びスモーキーマウンテン内で行方不明に。

ナティ(2才)
エモンの妹。


スカべンジャーとは?

再生可能なゴミを拾い、転売して生きる人々。スモーキーマウンテンでは老若男女に混じり、多くの子供たちも働いている。